ゲレンデで「集団で滑る人たち」が邪魔に感じる理由

ゲレンデで「集団で滑る人たち」が邪魔に感じる理由 滑りの話

気持ちよくターンしていたら、すぐ横をバーッと抜かれた。

そういう経験、ありませんか。

広いコースを、のんびり自分のペースで滑っていた。誰にも迷惑をかけていないし、危ない滑り方もしていない。それなのに、すぐ近くを勢いよく突っ込まれて、ヒヤッとする。

しかも、抜いていった人は何も言わずに行ってしまう。

そのときのモヤモヤ、どうにも消えないですよね。

僕もこの前、まさに同じことがありました。今回はその話を書いてみます。

50センチ横を突っ込まれた話

パルコールつま恋に行ってきました。

この日は雪の状況が厳しくて、開いているコースは1本だけ。ただそのコースが、初心者の人にも向いていそうな長いカービングバーンみたいな感じで、これがなかなか良かったんです。

ターンの練習もできるし、ちょっとした地形で飛べるところもある。グラトリもできそうな場所があります。

そして何より、人が少ない。僕の中ではこれが一番のポイントでした。

その広々としたバーンを、のんびりターンしながら、しかもゆっくり滑っていたんです。気持ちよく。

そしたら、ほんとに50センチくらいの近さを、バーッと突っ込まれて抜かされました。何もなし。声かけも、その後の一言もありませんでした。

正直、腹が立ちました。

ヘルメットの前に、まず「自分の技術に合ったスピード」

僕の動画のコメント欄には、ヘルメットをかぶれと言ってくる人がけっこういます。

でも、言わせてください。

ヘルメットをかぶってスピードを出している下手くそが、一番危ないんです。

これは自分に向けても、周りに向けても言えることだと思っています。ヘルメットがあるから大丈夫、という感覚でスピードを上げてしまうと、その勢いのままジャンプに突っ込んで、だいたい自分が怪我をします。

だから僕は思うんです。僕にヘルメットをかぶらせる前に、まず自分の技術に合ったスピードで滑ってほしい、と。

スピードは「出せる速さ」じゃなくて「止められる速さ」

さっきの50センチの件も、結局はここに行き着きます。

抜いていった人が、そのスピードで自分をコントロールできていたのか。もし僕が急にターンの弧を変えていたら、避けられたのか。

たぶん、難しかったんじゃないかと思います。

ゲレンデには、初めてターンを覚えようとしている人もいれば、ゆっくり気持ちよく滑りたい人もいます。自分だけがそこにいるわけじゃない。

そう考えると、出していいスピードって、自分が「出せる」速さじゃなくて、周りの状況の中で「止められる」「避けられる」速さのほうなんだと思います。

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群れて滑るのが好きな人へ

もうひとつ、どこのスキー場に行っても見かけるものがあります。

集団で固まって滑っているグループです。

4人だろうが何人だろうが、集団でザワザワしながら横滑りして、技をやって、みたいな。これ、正直に言って寒いと思ってしまいます。やめていただきたい、というのが本音です。

そして、群れないと滑れない人ってダサいよな、と思っているんです。

これはグラトリだけの話じゃありません。パークだろうが、カービングだろうが、群れて滑るのが好きな人は、全員そうだと感じます。芝生でやってきてくださいって感じです。

危ないですし、スキー場はそういう場所じゃないので。

なぜ集団が邪魔になるのか

言葉が強くなってしまいましたが、なぜここまで気になるのか、自分なりに考えてみます。

集団で固まって滑ると、その集団自体が「動く障害物」になります。しかも横滑りしながら技をやっていると、次にどこへ行くのかが周りから読めません。

一人が予測できない動きをするだけでも避けにくいのに、それが4人並んでいたら、もう避けようがない。

さっきの「自分の技術に合ったスピード」の話と、根っこは同じだと思います。自分たちが楽しいかどうかだけで滑っていて、周りにどう見えているか、周りがどう避けるかが抜け落ちている。

ゲレンデは、みんなで使っている場所です。そこだけ意識してもらえたら、と思います。

この記事の内容は、上の動画で話したことをまとめたものです。声のトーンや実例も含めて聞きたい方はこちらから。

パルコールつま恋はどうだったか

マナーの話ばかりになってしまったので、スキー場そのものの感想も書いておきます。

24時間パークがかなり良い

パルコール名物の「24パーク」、24時間パークがあります。

ボックスがあって、埋まった塩ビ管があって、レールもあります。そして2メートルくらいのポコジャン。

この2メートルというサイズが、僕はけっこう大事だと思っています。

ポコジャンって、あるスキー場とないスキー場があるんです。ないところだと、初めてジャンプをやる人、ジャンプを練習中の人、初めてスピンをやりたいというレベルの人が、いきなり4メートルのテーブルトップに行くしかなくなります。

でも、テーブルが3メートルとか4メートルとかあると、やっぱり怖い。届かなくてフラットに落ちたり、ニーの部分に落ちたりすると、痛いし危ないです。

そういう人にとって、2メートルのポコジャンはかなりいいんじゃないかと思いました。

僕自身も、苦手なスピンや、苦手な方向のスピン、スイッチのトリックを練習できたので、よかったです。

コースは1本でも気持ちよく滑れた

今開いているコースは1本だけですが、直線のコースを長く、そこそこの幅で滑れます。

スピードを出してターンをしたい人も、グラトリをしたい人も、それぞれ楽しめる感じでした。

ただこの日はガリガリで雪が少なくて、地形でバーンと飛んだりするのは難しかったです。それでも、飛びたい人はパークで練習できるし、グラトリをやりたいところもある。

そういうスキー場だと思います。

春にはイベントもあるらしい

春になると、渦巻きのようなスノーボードイベントが4月あたりにあったりします。

今シーズンは毎週末、大会ではないけれど、参加費1,000円でジャンプの高さ選手権、どんだけ低くなれるか選手権、スピン選手権みたいなイベントを企画しているそうです。

まとめ

  • 広いバーンをゆっくり滑っていたら、50センチくらいの近さをバーッと抜かれた。声かけも謝罪もなし
  • ヘルメットをかぶってスピードを出している下手くそが一番危ない。ヘルメットの前に、自分の技術に合ったスピードで滑ってほしい
  • 集団で横滑りしながら技をやるのは、周りから動きが読めなくて危ない。群れて滑るのが好きな人は、グラトリでもパークでもカービングでも同じ
  • ゲレンデはみんなで使う場所。危ないので、そういう滑り方は控えてほしい
  • パルコールつま恋は24時間パークが良い。2メートルのポコジャンは、ジャンプやスピンを練習中の人にちょうどいいサイズ
  • コースはこの日1本だけだったけど、長く幅もあって気持ちよく滑れた。ガリガリで雪が少なく、地形で飛ぶのは難しかった
  • 参加費1,000円のイベントを毎週末やっているらしい

自分の場合はどうなのか

ここまで書いてきたことは、あくまで一般的な話です。

実際は、体つきも、道具も、滑ってきた時間も人によって違います。自分の場合はどうなのか、どこから手をつければいいのか。個別に見てほしいという方は、レッスンをやっています。下のどちらからでも受け付けています。

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