スノボで肩が開いて板が回ってしまう人へ|肩を閉じたまましゃがむ練習とキッカーのナックルの話

スノボで肩が開いて板が回ってしまう人へ|肩を閉じたまましゃがむ練習とキッカーのナックルの話 滑りの話

しゃがもうとすると肩が開いて、板が勝手に回ってしまう。

まっすぐ滑っていきたいのに、気づくと体がくるっと向きを変えている。スピンするつもりはないのに回ってしまう。

そういう経験、ありませんか。

今回の動画は、大雪が降った日のゲレンデの様子から始まって、キッカーの話、そして後半で滑り方を教える場面が出てきます。その教える場面で出てきた言葉が、この「肩が開いて回ってしまう」悩みにそのまま当てはまる内容でした。

この記事では、動画の中で実際に言われていたことだけを拾って整理していきます。

大雪の日のゲレンデで起きていたこと

動画の前半は、雪の量にとにかく驚いている場面が続きます。

「シャドーが0になってる可能性がある」「この道こんなんなってんの初めて見ました」という言葉が出てくるくらい、コースの見え方が変わっていたようです。

そのゲレンデに11年目くらい通っているという人が、このレベルの雪は「マジで過去1やと思う」と話していました。降り続けて1週間というのはあったけれど、1日で1mくらい積もるのは別だ、と。

止まるとスタックするかもしれない

滑りながら「ちょっと止まったらスタックするかもしんない」という声も入っています。

雪が深すぎると、止まった瞬間に埋まって動けなくなる。だから止まらずに行く。動画の中ではそういう判断をしながら滑っていました。

途中には「止まる止まる止まる」「埋まってもってる」という場面もあって、深い雪の中では止まることそのものが大変なのが伝わってきます。

クリフのような場所は「ふわふわのところ」を目がけて

雪が積もってクリフジャンプのようになった場所では、どこに着地すればいいかという話になります。

そこで出てきたのが「とりあえずふわふわのとこ目がけて頑張れ」という言葉でした。

また、着地をした人に対しては「鬼ストンプしてます」「これ膝痛くなるって絶対」という声も入っていました。雪が多いから何をしても大丈夫、というわけではなさそうです。

斜めではなく、まっすぐ行く

もう一度同じ場所に行く場面では「さっき君ちょっとわざと斜めに行ったやろ」「斜め行ったあかんわ」「まっすぐ行かな」というやりとりがあります。

膨らんでいるところに向かうときに、斜めに入ってしまうとうまくいかない。まっすぐ行く。動画の中ではそう言われていました。

キッカーのサイズと「ナックルのいなし方」の話

これだけ雪があれば、20mくらいのキッカーを作れる雪はある。そういう話の流れで、トリプルをやってほしい、という話題も出ていました。

見ているのはジャンプではなく「ナックルの越え方」

話の中心は、ある場所の1個目のキッカーのナックルです。

ここで大事なのは、ジャンプそのものの話ではない、ということです。動画の中ではっきり「ジャンプじゃないよ」と言っています。

言っていたのは、2個目のキッカーを勢いをつけて飛ぶために、1個目を通過するときのナックルのいなし方。そこが「スポーツ的目線では下手」だ、という話でした。

キッカーというと、どうしても飛んでいる瞬間や回転に目が行きます。でも、次のキッカーに向けてスピードを保ったまま通過するための、ナックルの処理の仕方も見られている。ここは、キッカーに入る人なら覚えておいて損はない視点だと思います。

上手い人でも、ナックルでは危なっかしく見えることがある

面白いのは、言われている側がもともと上手い人だということです。

動画の中では「ナックルスイッチバックすごいじゃないですか」「うまいのに」という言葉が出てきます。技はできる。でも、そこへ行くまでのナックルの越え方が「ちょっと危なっかしい」。

その理由について、話していた人は「ナックルになんかトラウマがあるんだろうなと思ってる」と言っていました。ただ、これは本人が言ったことではなく、見ている側の推測です。

そして最後には「今年はナックルちょっとうまくなってた」という話になります。去年は下手だったけれど、今年は良くなっていた、と。

技ができる人でも、ナックルの処理は別の課題として残ることがある。そして、それは変わっていく。そういう話として受け取りました。

雪の積もり方は、その年の風でも変わる

隠れスポットに行く場面では、「段差が全然ない」「前よりはマシ」という話になります。

理由として挙がっていたのが風です。「今年風があんまないんかもな」「いつも飛ばされてこんなんなんないもんね」。

同じ場所でも、その年の風によって雪の積もり方が違う。そのうえで「こんぐらいがやっぱいいんじゃない」「遊びやすさ的には」という言葉も出ていました。

コースの出方についても、「あんまそっち行くと戻ってこれれへん」「ここっからは左に張り付いて出ていきます」「ここの段差もやばいんで気をつけてください」という案内がありました。深い雪の日は、どこを通って戻るかまで含めて考えておく必要があるのが分かります。

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この記事の内容は、上の動画で話したことをまとめたものです。声のトーンや実例も含めて聞きたい方はこちらから。

肩が開いてスピンしてしまう時は「閉じたまましゃがむ」

ここからが、冒頭の悩みに一番関係する部分です。

動画の後半で、滑り方を教えている場面があります。そこで言われていたことを、順番に並べていきます。

左肩を開かないで、閉じたまましゃがむ

最初に出てくるのがこの言葉です。

「左肩こうやって開かないで閉じたまましゃがむ」

そのあとも「もっと閉じて」「もっと閉じて」と繰り返し言われています。手の位置についても「手をこの辺に」という指示がありました。

そして、こう続きます。

「下に滑ってく感じ」「曲がらないで」「このままあっちに滑ってく感じ」「そしたらスピンしない」

つまり、肩を閉じたまましゃがんで、曲がらずにそのまま滑っていく。そうすると回ってしまわない、ということです。

肩が開いてスピンしてしまう人は、まずここを確認してみるのがいいと思います。

真横に曲がって、斜め前を向いてしゃがんでいく

次に出てくるのが、この言葉です。

「サイド真横に曲がって斜め前に向いでしゃがんでく」

ここでうまくいかなかったときに言われていたのが、テールの話でした。

「もっとテール乗る」「前行っちゃってる」

前に乗りすぎている。だからもっとテールに乗る。動画の中では、この修正のあとに「オッケー」という声が入っていました。

スピードは少しずつ上げていく

できるようになってきたところで、次の指示は「ちょっとずつスピード上げてってみ」でした。

いきなり速くするのではなく、少しずつ。そのあとに「これ簡単でしょ」「確かにこれは簡単」というやりとりがあって、自由に滑る段階に移っています。

ここでも「もっとテール」という声が何度か入っていました。スピードを上げても、テールに乗ることは変わらず意識されていたようです。

深く切るときは、思いっきり倒れなくてもいい

連続でやる場面では、もう一つ大事なことが言われています。

「超サイドで深く切ったら、あんまり思いっきり倒れなくてもいける」

それに対して教わっている側が「ちょっと弱めればいい」と返して、それで合っている、という流れでした。

深く切れていれば、体を大きく倒さなくてもいい。倒しすぎて転んでしまう人には、ここが一つのヒントになりそうです。

最初に板に近づいてから離れる

倒れてしまった場面のあとに出てきたのが、この言葉です。

「最初板にちょっと近づいてあげた方がいい」

教わっている側は「こうやって離れてってる」と自分の動きを確認していました。それに対して「近づいてから離れる」。そうすると「多分調節ができる」と言われています。

ここも「多分」と言っているので、言い切りではありません。ただ、いきなり板から離れていくのではなく、一度近づいてから離れる、という順番の話です。

立ちたくなったら押せばいい

最後に出てくるのが「立ちたくなったら押せばいいから」という言葉です。

そのあとには「しっかり倒さないと」という声もあって、その直後に「行けた行けた」となっています。

最後はスイッチでも挑戦していて、「惜しい」という声で動画のこの場面は終わっていました。

まとめ

  • 大雪の日は、止まるとスタックする可能性がある
  • クリフのような場所は「ふわふわのところ」を目がけて。膨らんでいるところへは斜めではなくまっすぐ行く
  • キッカーで見られていたのはジャンプだけではなく、2個目に勢いをつけて飛ぶための、1個目のナックルのいなし方
  • 技ができる人でも、ナックルの越え方は別の課題として残ることがある。動画では、去年は下手だったけれど今年はちょっとうまくなっていた、という話が出ていた
  • 肩が開いてスピンしてしまう時は、左肩を閉じたまましゃがみ、曲がらずにそのまま滑っていく
  • うまくいかない時は前に乗りすぎていないかを見て、もっとテールに乗る
  • スピードは少しずつ上げていく
  • 深く切れていれば、思いっきり倒れなくてもいい。倒れてしまうなら、最初に板に近づいてから離れる
  • 立ちたくなったら押せばいい

自分の場合はどうなのか

ここまで書いてきたことは、あくまで一般的な話です。

実際は、体つきも、道具も、滑ってきた時間も人によって違います。自分の場合はどうなのか、どこから手をつければいいのか。個別に見てほしいという方は、レッスンをやっています。下のどちらからでも受け付けています。

内容や日程の相談だけでも大丈夫です。滑っている動画を送ってもらえれば、それを見たうえでお返しします。

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